Red Hat Application Foundations
Red Hat Application Foundations とは
Red Hat Application Foundations は、ソフトウェアの開発とモダナイゼーションのための包括的なコンポーネント一式を提供します。Application Foundations のテクノロジーは、セキュリティを念頭に置き、ハイブリッドクラウド全体で大規模にアプリケーションを構築、デプロイ、運用できるように設計されています。Red Hat Application Foundations は、オンプレミスまたはクラウドで実行されるアプリケーションで使用でき、Red Hat OpenShift® と組み合わせると、アプリケーションのライフサイクル全体で実行を効率化するプラットフォームになります。Red Hat Application Foundations の機能には次のようなものがあります。
アプリケーションと API の接続
ライフサイクル全体で API を共有、保護、配信、制御します
データ変換
コンテナネイティブの統合ツールを使用してサービスを開発および管理します
サービスの構成とオーケストレーション
接続されたアプリケーションとサービスの開発とスケーラビリティを促進します
リアルタイムメッセージングとデータストリーミング
リアルタイムのデータストリームを作成、検出、接続して、イベント駆動型のデータ・アナリティクス・パターンを活用できます
ID 管理とアクセス制御
SAML 2.0、OpenID Connect、OAuth 2.0 などの一般的な標準に基づく Keycloak で Web アプリケーション、API、サービスを保護します
Java アプリケーション・フレームワーク
クラウド・アーキテクチャ用の軽量のランタイムとフレームワーク (Quarkus など) を使用して、クラウドネイティブ・アプリケーションを構築および維持するための一連の製品、ツール、コンポーネントを開発者に提供します
Java アプリケーションサーバー*
データベース、キュー、セキュリティなど、既存の JAVA EE サービスとの統合を単純化する Java EE アプリケーションをデプロイするための機能を開発者に提供します
Red Hat Fuse は 2024 年 6 月 30 日に製品サポート終了 (EOL) を迎え、サポートの継続を希望するお客様は延長ライフサイクル・サブスクリプションが必要になります。Apache Camel の Red Hat ビルドは、Red Hat Application Foundations サブスクリプションに付属しており、エンタープライズ統合ニーズに向けたソリューションです。
Red Hat Cloud Services で目標達成を迅速化
Red Hat Cloud Services を使用すると、組織はアプリケーション・プラットフォームのどの部分を内部で管理し、どの部分を Red Hat ホストに管理させるかを選択できます。Cloud Services により、組織はアプリケーションに新しい機能をすばやく追加したり、作業を任せたりすることができるため、価値の高いイニシアチブに集中できます。
特長とメリット
クラウドとコンテナへの移行に Red Hat OpenShift を使用する組織は、ハイブリッドクラウド、マルチクラウド、およびエッジデプロイメントを管理する一貫したアプリケーション・プラットフォームによって効率性とスケーラビリティを獲得できます。これにより、アプリケーションチームは、マイクロサービス、API ファーストの設計、データストリーミング、イベント駆動型アーキテクチャなどの先進的なクラウドネイティブ・パターンを使用して革新し、組織のために新たな機能とメリットを引き出すことができます。
イノベーションの加速化
CI/CD の効率性をイノベーションと組み合わせて、新しいアプリケーションの提供を迅速化し、カスタマーエクスペリエンス、内部プロセス、競争上の優位性を向上させます。
クラウド管理のモダナイズ
オープンなクラウドネイティブ・アプローチを使用して、既存アプリケーションと新規アプリケーション両方のメンテナンスに伴う複雑さを解消します。
変化する要件への適応
包括的なアプリケーション・フレームワーク、ランタイム、および統合コンポーネントを使用して、需要や要件が変化したときに開発者がすばやく適応できるようにします。
ハイブリッドクラウドとマルチクラウドのサポート
ハイブリッドクラウド運用とクラウドへのモダナイゼーションの複雑さに対応し、それらを効率化するための統合アプリケーション環境を作成します。
アプリケーションのためのプラットフォームの構築
開発チームと運用チームがアプリケーションを効率的かつ安全に構築してモダナイズするためのプラットフォームを作成します。
Red Hat Application Foundations の使用による成果
Red Hat Application Foundations は、以下をサポートするアプリケーションを構築してデプロイするためのプラットフォームの作成に役立ちます。
- 開発者のために、生産性の向上とイノベーションを可能にします。
- 運用のために、本番環境でのコードの信頼性、パフォーマンス、およびスケーラビリティを向上します。
- ビジネスリーダーのために、アジャイル開発、統合、自動化を可能にします。
最新のアプリケーション開発を可能にします。
クラウドネイティブアプリケーションの開発を迅速化して、市場投入までの時間を短縮し、コンテナ、先進的なアプリケーションパターン、そして、アジャイル、DevOps、継続的インテグレーションと継続的デプロイメント (CI/CD) などのプラクティスを活用できます。
既存アプリケーションの最適化
組織のクラウド運用への取り組みの一環として、レガシーアプリケーションを改善または更新し、それらをハイブリッド環境にデプロイできます。
Red Hat OpenShift で Red Hat Application Foundations を使用すると、統合アプリケーション環境プラットフォームのサポートにより、信頼性と適応性が向上したテクノロジーを構築することができます。プラットフォームを構成するものは以下の通りです。
- Red Hat Runtimes 製品グループによる包括的なフレームワーク、ランタイムおよびプログラミング言語
- Red Hat Integration 製品のグループ化による統合ソリューション
関連資料
e ブック
クラウドネイティブとハイブリッドクラウドの融合:戦略ガイド
信頼性、生産性、変化に対応するアプリケーション環境を構築
ホワイトペーパー
Red Hat リサーチレポート:クラウドネイティブ開発に関する見解
クラウドネイティブが先進的なアプリケーション開発の次の段階になるものである理由について説明します。
データシート
Java アプリケーションのモダナイゼーション・ジャーニーの計画
Red Hat® Application Foundations には、クラウドネイティブ・アプリケーションのセキュリティを設計、構築、デプロイ、接続、拡張し、それに注力するためのフレームワークと機能が含まれています。
ホワイトペーパー
統合アプリケーション開発のビジネス価値
開発組織が抱える主な課題の 1 つは、新しいクラウドネイティブ・アプリケーション開発およびアプリケーションのモダナイゼーションが存在する複雑なテクノロジー環境を使いこなすことです。
Red Hat を活用する
Red Hat のサブスクリプションでは、受賞歴のあるサポート、パートナーやお客様、エキスパートで構成される業界最大規模のエコシステム、ハードウェア認定、そして最高の機能を見いだし、エンタープライズ製品向けに強化する場として Red Hat が利用するオープンソース・コミュニティをご利用いただけます。
さらに高度なサポートが必要な場合は、テクニカルアカウントマネージャーにご連絡ください。お客様の IT 課題の解決をお手伝いします。
サービスとプログラム
さらにご満足いただくために
トレーニングと認定
Build and Administer APIs with Red Hat 3scale API Management + 認定試験 (DO241)
Developing Workflow Applications with Red Hat JBoss BPM Suite (AD427)
開発者プログラム
Red Hat Application Services のツール、ランタイム、フレームワークを、アプリケーションの構築、実行、スケーリングに今すぐ活用。
パートナープログラム
グローバルなシステムインテグレーターも地域のソリューション・プロバイダーも。最大級の企業も専門に特化したコンサルティング会社も。Red Hat のパートナーが、お客様のアプリケーション開発をお手伝いします。
コンサルティング
Red Hat® コンサルティングが提供するのは、技術的な専門知識にとどまりません。Red Hat コンサルティングは、企業組織の全体像を把握しながら課題を分析し、包括的かつコスト効率に優れたソリューションによって課題解決をお手伝いする戦略的アドバイザーです。